自身のスキルを更新しながら、幅広い提案をしていきたい

新卒でインターネット広告専業代理店に入社し、広告プランナーとしてGoogleやYahoo!を中心とした広告メディアの運用を行っていました。成果が数値として見えることにとても魅力を感じていましたが、約3年が経ったころ、専業代理店ではなく、もっと広い視野でクライアントの本質的な課題に関わってみたいと思い始めました。

たとえば、クライアントにはリスティング広告を始めとする刈り取り型広告の費用対効果であるCPAの改善を期待されますが、本当に必要なことは刈り取るための種まき、投資なのではないかと思うことがありました。また、広告運用においてAI・機械学習の利用が自然になっていく中で、自分のスキルが陳腐化するのではないか、という恐れも出てきたんです。そこで、2016年4月に電通デジタルの前身「ネクステッジ電通」に転職しました。

転職してまず驚いたのは、1つの案件に関わる人数の多さです。前職では一人で運用・報告・提案まで行っていましたが、電通デジタルでは広告領域チームだけで10人弱になることもあり、向き合うビジネスの大きさを実感しました。また、電通デジタルには広告以外のソリューションが多数あり、社員の半分以上は広告領域以外の人。自分と異なる出自のプロフェッショナルと仕事をすることで、色々な刺激を受け、今では自分のスキルが陳腐化する心配は無用だと実感しています。

Vision、Logic、Passionを大切にし、クライアントのパートナーに

現在はダイレクトアカウントプランニング部門で、広告チームのフロントとして広告の成果報告、改善提案を行っています。同時に、電通デジタルのフロントとして、ほかの事業部のプロフェッショナルと一緒に事業改善の提案も行っています。そうした中で、クライアント企業の社長やCMOなどエグゼクティブ層の方々と同じ視点に立って、パートナーとして働けていることにやりがいを感じています。

単なる外注企業ではなくパートナーとして認めてもらう。そのために私が大切にしていることは、Vision(理想)、Logic(論理)、Passion(情熱)です。広告主と代理店の関係は、ときに指示する側とその通りに実行する側に陥りがちですが、その状態はお互いを消耗させ、プラスになりません。クライアントのやりたいことを叶えるのは当然ですが、自分がこの事業をどうしたいのかというVisionを持つことは、パートナーとして見てもらう上で大事だと感じています。そして、社内外の関係者に納得してもらうためには優れたLogicが必要で、さらにVisionと、LogicをやりきるPassionが大切だと思っています。

たとえば昨年、店舗でのビジネスを中心に事業展開をされていた不動産企業が、コロナ禍によって事業成果が落ち込むタイミングがありました。その際には、コロナ禍における不動産ビジネスの在り方を考え直し、デジタル化していくというVisionを持ち、チームの皆とLogicを詰め、Passionを持って提案を行いました。当初は受注できませんでしたが提案内容は評価をいただき、その後改めてお声がけいただき、クライアントのビジネスの再構築を行うことができました。


健全で強い組織作りを目指し、日々邁進する

もともと、組織の健全性がチームのパフォーマンスに影響すると感じていたため、管理職を強く志望していましたが、2021年1月に管理職昇格試験を受ける機会があり、グループマネージャーになりました。

若いメンバーの中には、大きな組織の中でこのままずっと歯車として動くことになるかもしれない、という不安を抱いている人もいるかもしれません。メンバーと定期的に行う1on1のミーティングでは、「今の仕事が自身を成長させているか」「今後どうなっていきたいのか」というようなメンバーの状況や悩みを聞き、キャリア形成の手助けをします。

目指すのは「強い組織=変化のできる組織」を作ることです。先輩が後輩に仕事を渡していくという意味での変化、クライアントの要望に応じて提案を更新できるという意味での変化──。変化には色々ありますが、変わりゆく時代に合わせて柔軟に変化できる強い組織を作っていけるよう、マネジメントのスキルを磨いていきたいと思います。

※2021年8月時点の内容です。